金沢大学理工学域能登海洋水産センターは、石川県能登半島の富山湾に面した北東部、日本百景に選ばれた九十九湾を臨む能登町逢坂地区に位置し、金沢大学角間キャンパスからは車で約2時間、のと里山空港からは40分の距離にあります。
金沢大学と能登町は2007年7月に「地域づくり連携協定」を締結、さらに2015年からは山崎光悦前学長の指導のもと地載「超」体験プログラム・小木合宿を実施し、良好関係を築いてきました。
2016年には、能登町の美しい自然、特に海洋をフィールドとして「初等中等教育における海洋教育の振興」や「水産資源などの地域資源の活用」などに関する連携・協力を図り、活力ある個性豊かな地域社会の形成とその発展に貢献することをめざした「人づくり・海づくり設定」を締結しました。その一環として、2018年より理工学域 生命理工学類 海洋生物資源コースが新設されました。
そして「海洋生物資源の基礎及び応用研究を行う学生及び研究者の拠点として、海に隣接した滞在型の教育研究環境を提供するとともに、水産資源確保技術の高度化のための研究を推進し、新技術・新産業を創出できる人材の育成に資すること」を目的とした本センターが能登町と金沢大学の協働により整備され2019年4月に開設されました。
現在、和田隆志学長が目落す「オール金沢大学で未来知を創造し、社会に貢献」を実現すべく、オーガニック養殖技術の開発などの地域密着型の教育研究活動を行っています。